世の中に出ている転職情報って、35歳までのものでそれ以上年上の人の転職情報ってないですよね。
ましてや50代で転職ってどうするの?なんて、ググっても載っていません、相談しても誰も応えてくれません。
ということで、実際に50歳を過ぎて転職をしてみた結果、いろんなことが判りました。
今の日本が少しずつ見えてきました。
50代の転職は地獄です
先に判りきったことを、先に書いてしまいます。
50歳を過ぎて転職をする場合は、ヘッドハンティングを除いて次の仕事はほぼないと思ってください。
今までどれだけ実績を積んでこようが、一流企業で頑張ってきたとしても、それは転職には何の関係もありません。
一流企業で部長をしてきた、中小企業で役員をしてきた、それならその会社にしがみついてください、もうそこを離れたらあなたの仕事はありません。
もちろんあなたが有名人でしたら問題ありません(笑)
もし評価されているならヘッドハントされる筈です、自分の市場価値を知りたいのなら、一度、転職エージェントに登録するのが良いでしょう。
あとで私のプロフィールは晒しますが、採用側でもありましたので50代の求職者に何の魅力も感じません。
役員をしてきた、部長をしてきた人なら判ると思います、自分より年上の部下が欲しいですか?
自分の上司を転職サイトで求人しますか?
部下を雇うなら若い人の方が良いはずです、理由は使いやすいということより、これから長く働いて欲しいからです。
後10年や10年ちょっとで確実にいなくなる(定年退職など)人を雇う価値は企業にはないのです。
何故なら、企業は賃金の安い若い人を雇って、長く働いてもらった法が単純に儲かるからです。
会社の重要なポジションなら、高いお金を払ってもエージェントを使って優秀な人を雇おうとします。
もしくは知り合いのツテを頼って探すという方法を選びます、全く見知らぬ人を雇う可能性は限りなく低くなります。
転職にチャレンジをする私のプロフィールは
参考にするために、私のプロフィールをまとめておきましょう。
- 50歳男性
- 転職回数8回
- 三流大学卒業、資格は普通自動車免許のみ
- 働き始めてから特に表彰なし
- 日本語のみ、英会話などの外国語は全く会話もだめです
- 持ち家(残ローンあり)、妻と大学生の子供があり
- 東京都(23区ではありませんが)在住
- その他、自動車ローンがあり、住宅ローンと合わせても、月々の借金返済は13万円くらい
- 体調は普段は普通(大病や高血圧もありません)
といったところです、転職回数が多いですが他は50歳男性としては普通ではないでしょうか?
このあたりは、転職では見られるポイントだったり、転職サイトに登録する際に記載が求められる点です。
次のまとめはこんな感じです。
- 大学卒業後、一貫してIT業界で働く、全て正社員か役員
- 30年弱の社会人人生の中で、四半世紀以上はBtoBの法人営業
- パソコンやオフィスコンピュータまでハードウェアの販売経験あり
- システムの受託開発からサービスの販売までソリューション営業の経験あり
- 営業として売上はトップクラス、年間インセンティブも数百万円単位
- 営業マネージャーとして10程度の部下、関係部署を含めて30名くらいのマネージメント
- 役員経験あり
- 年収は40代で1000万円前後
- ギャンブル癖はなし
分けて書いた後半は、自分の強みと思っている部分でした。
一度も契約社員とかにはなったことがなく、1ヶ月だけ就職活動のために離職期間があります。
年収はほぼ右肩上がりで、転職の度にステップ・アップしているという感じでした。
実はこの最近20年間に5度の転職をしていますが、全てヘッドハンティングで、就職が決まってから履歴書を出したくらいです。
今回は20年ぶりの転職となりました。
転職の理由
私は3つの会社に所属して、そのうち2つの会社で役員をしていました。
一社は社長でしたが社員はいない会社です、元々は一つの会社から分社化した形です。
さて3つの会社の内1社は、分社後数年して退職して数十名くらいの会社で役員としてやっていました。
しかし社長との意見の対立と共に、親の介護の必要から会社を辞める決断をしました。
もちろん、社員のいない会社を持っていたので、親の面倒を見ながらフリーランスの形で働くことにしました。
しかし泣きっ面に蜂とはよく言ったもので、フリーランスで社長の肩書を持つといろんな罠があります。
私は昔からの知り合いの詐欺に遭い、進めていた事業を断念することになりました。
そこで早急に転職をすることを決めて、2017年の2月から転職活動を開始しました。
ただ、詐欺にあったお金周りの回収に弁護士を交えて対応が必要だったので昨年の冬からかかりきりになり、収入も不安定になっていました。
現実にぶつかる
さて実際、転職活動となると何をするでしょうか?
- 知り合いにお願いする
- 転職サイトに登録する
- インターネットで会社のホームページからリクルートを見る
- 新聞の求人欄を見る
- ハローワークの求人に登録する
などなど・・・です。
私は知り合いには緩く聞いてみました、それは50歳の自分を雇ってくれる知り合いは少ないと思っていたからです。
理由は最初に書いた通りです。
次に転職サイトへの登録でした。
これに関しては、後日、詳しく書きますが、ここからが地獄の始まりでした!
新聞の求人欄やハローワークに関しては、自分が雇う立場でもあった関係で、今回は捨ててかかりました。
もしかしたら有効かもしれませんが・・・